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地名妄想「有田」 [地名妄想]

地名妄想シリーズ№1「有田」

Attention!
このシリーズはあくまで私の独りよがりの理由によって
地名の由来を妄想するものです。
決してまともにとって素直に信じたりせず、
ああ、こういう考え方もあるのか、ふーん。くらいにとどめていただけたら幸いです。

 

「有田(ありだ)」は、和歌山県中部を流れる有田川流域一帯を指す地名で、郡名になっています。

この「有田」はその昔「安諦(あで)」と呼ばれていました。

ところが、平城天皇の名である「安殿」に似ているので「ありだ(当時は在田と書くことが多かった)」に変えられたそうだ。

 

安諦も含めて、有田という地名の由来に、「荒れた川」からきたという説をよく見るが、これは間違いだと思っている。

仮にそうだとしたら、近隣の紀の川市旧桃山町の地名「安楽川(あらかわ)」のように地名に川がついていないとおかしい。

「ここの土地は川がよく氾濫するから、荒れた川、「あれかわ」、略して「あれ」にしよう・・・・」この流れおかしいですよね。

地名なら「あれかわ」とか「あらかわ」ってつけますよね。で、文献には「安諦川」という地名は出てこない。

ここはやはり「あで」という地名が先にあって、川の名も「あでかわ」と呼ばれたが、

平城天皇の名前とかぶって以来、別の地名「ありだ」を代わりに郡の名前にし、川の名前も「ありだがわ」となった。

これが自然な流れだと思いますが、どうでしょう?

 

その「安諦」の由来ですが、日本書紀持統天皇3年に「紀伊国阿提郡」と出てくるので、

飛鳥時代にはすでに「あで」という地名があったと言うことです。

平安中期の和名抄に出てくる在田郡5郷(すでに"あで"から"ありだ"に変わっている)

のうちに、英多郷(あがたのごう・あたのごう)があるが、これが「ありだ」 「あで」の元となる地名かもしれない。

 

で、万葉集に「足代過而 絲鹿乃山之 櫻花 不散在南 還来万代(足代過ぎて糸鹿の山の桜花 散らずあらなむ帰りくるまで)」

という歌があり、「糸鹿」は有田市糸我町とすると、「足代(あて)」の地は、

糸我から少しこの万葉歌の作者の家に近い方にある地名と言えます。

普通に考えると、作者の家がどこであろうと、熊野古道を南下し、

熊野三山等紀伊半島の南部に向かっていたと考えるのが自然だと思います。

なにより、これが逆だとすると足代の地は、湯浅町吉川あたりと言うことになるのですが、

この辺は有田川いや、足代川(あてがわ)を感じることのない土地なので、吉川=足代は考えにくい。

東西方向というのも、西側があまりに海に近いため、桜よ散らないでおくれ・・・という言葉に違和感を覚える。

東側へ向かったとすると、作者の家と糸我の地があまりに近く、糸我の桜を見てわざわざ歌をよむかという疑問が生じるし、

西側へ向かったとすると、ゴール地点があまりに近く、割と楽に桜が散る前に帰れそうであるし、

ここはやはり、足代の地は、現在の有田市宮原町あたりと見なすのが正解でしょう。

そうなると、前述の「英多郷」も宮原町周辺ではないかと思ってます。

 

あて=宮原町として、何故、”あて”と呼ばれるようになったか。ですが、

熊野古道がメインストリートだった頃は有田郡の玄関だった宮原の地に

初めてたどり着いた人はおそらく、こぢんまりとした印象を持ったことでしょう。

着いてすぐに川が横切っており、そして川の先に山が目前に迫っている。

近隣の名草郡だとか、日高郡よりも明らかにこぢんまりとしている。

昔は行政の区割りは、大きい順に 国>郡>県 という順番だったから、

小さい郡、つまり、県郡(あがたぐん)と暫定的に呼ばれるようになり、

その玄関口である宮原が「英多郷(あがたのごう)」と呼ばれるようになったのではないか?と思うのです。

あがたのごうが「英多郷」と書かれるようになり、「あた」と呼ばれ、更には「あて」、「あで」と変遷していったのではないか?

そう、「奥」を「おき」と読むように、「辻堂」を「ついど」と読むように。

英多郷から、様々な読み方が派生していき、最終「あで」で落ち着いたのだが、

平城天皇の件で地名変更を迫られたとき、派生した英多郷の読み方の中から「ありだ」が選ばれたのではないか?

 

これが、私の「有田」の地名由来の妄想説1です。

 

・・・って、妄想説2もあるんかいっ!

 

 


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